ブランシュ・デュマ

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ブランシュ・デュマは、1860年、西インドのマーチニーク諸島でフランス人の父親と黒人の混血である母親のもとに生まれた。彼女は下腹部に三本目の足を持ち、彼女自身の二本の足は未発達の傾向が見られた。三本目の足を動かすことは出来なかったが、膝は折り曲げることが出来た。また彼女には骨盤の異常が見られ、膀胱と小腸、そして性器を二つづつ備えていたという。三本目の足の結合部には、未発達の乳首がついた乳房が二つ見られたが、機能することはなかった。

ブランシュ自身の語るところによれば、彼女は強い性欲の持ち主であった。パリに移り住んだ彼女は、すぐさま高級売春婦となり、また同時代にフランスを興業していた同じく三本足の持ち主、バプティスタ・ドス・サントスと関係を持っていたことでも知られる。

19世紀の医学書によれば、彼女は次のように記されている。「デュマは、二つのヴァギナと良く発達した肛門を持っていた。二つはそれぞれ感覚を有していたため、彼女の性欲は並はずれたものだった。二つのヴァギナを使って性行為を行っていたようである」