エラ・ハーパー

 Ella Harper2

「私は膝が逆に曲がっている為に、ラクダ女と呼ばれています。両手、両足を使って歩くことが出来ます。私はショーの興行でこれまで4年間、色々な所へ旅しましたが、今年(1886年)限りで、私はショービジネスから引退し、何か別の仕事を探そうと思っています。」(エラ・ハーパーのショー・パンフレットより)

エラ・ハーパーはしばし、ルーシー・エルヴィラ・ジョーンズと混同され、共に"ミス・ヴァイオレット"とキャプションされている事が多い。マルタン・モネスティエの"奇形全書"によれば、彼女は1878年、ニュー・オリンズに生まれたという(しかしマーク・ハルツマンはその著書"アメリカン・サイドショー"において、1873年、テネシー州ヘンダーソンヴィルであると記しており、どちらが正しいかは不明である)。