ルーシー・エルヴィラ・ジョーンズ

 Lucy Elvira Jones

長年の間、謎の少女とされてきたこの人物は、ルーシー・エルヴィラ・ジョーンズという名であることが、ダニエル・マニックス(※)によって明かにされた。マニックスによれば、彼女は1881年に生まれ、1894年頃テキサス州のサイドショーに出演していたという。しばしエラ・ハーパーと混同され、"ミス・ヴァイオレット"とキャプションされて紹介されていることが多い。

彼女のショー・パンフレットには次のように記されている。「この二重関節少女はヘンリー・M・スタンリーに連れられ1888年、アメリカに来た。彼女は手首と膝にそれぞれ二つの関節を持ち、犬のように走り回ることが出来た。彼女はP.T.バーナムなどのショーにも出演した。」

※ダニエル・マニックスは米国のサイドショー・カルチャーの研究者として有名。著書に"Freaks : We who are not as others"等がある。