ローザ・リー(本名ロサリエ・ウッズ)は9歳の時に事故で両腕を失った。ペンシルヴァニアの貧しい坑内員だった彼女の父親は治療費を捻出することができず、やむを得ずローザをマサチューセッツのクリップル小児障害者施設へと送った。彼女はそこで手の代わりに足を使うことを学んだ。そして成長したローザは1938年、サイドショーに参加した。
1949年、アール・エドワード・ウッズという男性と結婚し、娘(ドリス・イネス・ウッズ)をもうけた。娘のドリスは一年間の大半を、両親に付き従って全国巡業をする日々が続いたが、不平不満を言わない賢い子であったと言われている。仕事がシーズン・オフの間、ローザ達家族はフロリダで過ごした。
ローザは時にニューヨークのベテラン・ホスピタル(退役軍人病院)でもパフォーマンスを行い、そこで戦争によって四肢欠損した人々を笑わせ、勇気づけたという。