ローズ・フォスター(フォースター)は、英国のサウスハンプトンに生まれた。彼女の人生は、1926年に出版された『腕は無いが、有名な人』に次のように記されている。
「ミス・ローズ・フォースターはサウスハンプトンで生まれ、英国、そしてアメリカで長年に渡って見世物小屋に出演した。特に1921年にはオリンピアやロンドンのクリスマスフェア、イスリントンの農業フェアにも出演していた。ミス・フォースターはその手の形状にもかかわらず、口を使い、更に特別な器具を使うことでものを書くことができた」
1920年代、アンプティー・フェチ(四肢欠損フェチ)のウォラス・ストートは彼女に幾度となく手紙を送り、ロンドン・ライフ誌にも彼女についての記事を投稿した。ストートは多くの四肢欠損者の写真は実は偽造されたものであると断じていたが、フォースターについては紛いもなく"本物"であると語ったという。これら写真は彼女が二十六歳の時のものである。